調和と認識

新たな見滝原において、暁美ほむらが一際感じるのが「世界の調和」である。
ほむらは本質的に世界を乱す存在ではあったが、以前は「乱すべき秩序」の輪郭さえ掴んではいなかった。
自らの放つ毒性がほむらの心を深く蝕み、あの特有の自罰性故に自分を取り巻く環境が一体どのような状況であるかさえ正確に認識しようとはしなかった。

このような心の持ち様は、ほむら自身も理解できるものではなくまた、かつて円環の理であったまどかであっても汲み取れる類のものでもない。

「本当に、わからずやだったのね。私は」
背中の翼が日に日に自分の肉体に馴染んでいくのを感じながらほむらは呟いた。
「もうデキソコナイとは呼べないの?それはとっても寂しいワ」とワルクチが云ったがそれを笑って聞き流す。

ほむらの認識に拡張性を与えたのは、勿論まどかを連れ戻すという暴挙に出た事であったが、結局ほむらはよりほむららしさを獲得しただけのことであり、それを罪というのはあまりにも酷な事でもある。
事実、ほむらにはもはや「罪の意識」はない。

いつの間にか日は昇り、新たな見滝原の朝をほむらは偽街の子供達と共に眺めていた。
ふと、その場所がいつかホーリークインテッドのメンバーと共に朝を迎えたあの丘であることにほむらは気づいた。

ウチのQB談
「いや、今でも十二分にわからずやなのだが、それは。。」

気に入ったポストとかあれば、リツイートとかブックマークとかよろしくデス。

サブコンテンツ

このページの先頭へ