防衛

自らの中にワルプルギスの夜を吸収した円環の理は、ほむらの攻撃を跳ね返したもののさやかの妨害にあい、一瞬まどかを追う動きを止めたが再び自分の半身を取り戻す決意を固め、次第に降下してくる。

「しつっけーんだよっ!」
上空にある杏子と人魚の魔女はその降下を止めるべく、反撃を開始した。
意外にも、ほむらの攻撃は全く円環の理に通じなかったが杏子とさやかの半身である人魚の魔女の攻撃は、その進行をある程度くい止める事ができたのである。

これは、現在の佐倉杏子が美樹さやか程ではないにしろ、変転の果てに此処にある者であることの証左であった。
しかし直截的なダメージは地上のまどかを想えば、加える訳にはいかない。

一旦はまどかの様子を見るために、地上に降りた巴マミとお菓子の魔女は状況が苦戦必至であることを覚って、杏子達と合流すべく上空に駆け上がった。
しかし、どんな手があるだろう?
まどかと円環の理が命の根を一つにするものである以上、こちらから致命的な攻撃はできないのだ。

食い止めることはある程度できたとしても、いずれ力尽きれば。。。

「美樹さん。」
さやかのそんな想いを見越したようにほむらが呼びかけた。
「あれを消滅させることはできなくても、封じることはできるわ。私の全ての力を用いれば。」

「全ての力?」
さやかにはその言葉が尋常ならない覚悟を含んでいる様に感じられ、鸚鵡返しに問いかける。

「そうよ。」
とほむらが続けた。
「あれは、私が引き裂いたまどかの人格を持たない半身。。だから。。」
一息、自分を後押しするように大きく息を吸って、さらにほむらは決定的な意志を伝える。
「あなたが私を切り裂けば良いのよ。今その手に持っている剣で。」

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