いやあ、ロボロボしてましたね!フラウロスの変形ギミックは良い遊びゴコロでした。
そして、イオク様ももはや一周回って絶好調。ネタキャラとなってしまいましたが、いやコレはこれである意味優遇されたキャラクターともいえます。愛されキャラ化、ほぼ不可避。
さてさてそんなほほえましい部分とは対照的に、やっぱりこうなったか、な三日月君。
ひたすら骨身を削る展開が最終回まで確定的。
ただ、三日月自身はそんな運命に対して飄々としているのがオルフェンズの特徴ともいえます。
基本ヤクザ稼業の鉄華団は倫理的にはブラック企業以下の存在ではありますが、自身の存在意義を仕事上の役割から一歩も外さない極限状況出身。正義も悪も眼中にないいわばアンチ・ヒーロー。
いやあ、好きですね、私は。
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CGS時代から、いや正確にはそれよりももっと前から三日月・オーガスにとって仕事とは命を差し出すことから始まるものであったから、この状況で不調のバルバトスを駆って自分が前面に立つのは極めて当たり前の事であった。
自分はオルガ・イツカの最良の盾でありながら最強の矛でなければならない。そうであるから自分は自分でいられる。それが三日月の自己認識なのだ。
平常時には既に片目と片腕を失くした三日月であったが、それが必要な代価であったなら惜しいとも思わなかった。そしてその態度に全ての鉄華団のメンバーはうっすらと畏敬の念を抱いており、人によっては信仰の対象ともなった。
「それはダメだ。」
オルガが自分が出る、と言った時即座に彼は否定した。
オルガ・イツカは指揮を執る者であって戦闘に出る者ではない。そうであってはならない、と三日月はその目で断言する。
自分が出撃する事についてオルガは犠牲を出したくなさそうだが、三日月にしてみれば今までもそうしてきたしこれからも多分そうするであろうことの延長に過ぎなかった。
そしてその結果、何を失ってももはや悔いる余地など初めから彼には無かったのである。
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そして来週のイオク様はっ?