いやあ、早くも私の最終回予想は大きく外れたわけですが。
「ビスケットは死なねえだろ。どー考えても」とタカをくくっていた時期が私にもありました。。
追悼。

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僕は僕の役割がどういうものか、わかっているつもりだしそれを間違えた事はあんまりない、と思う。
と、いうか時として感情的すぎるオルガには、隣で見落としているところを指摘するタイプが必要なんだ。
僕がそうしないと、三日月は何の疑問もなくそのまんま実行しちゃうし、他のみんなもイケイケだから収拾がつかなくなるんだよね。

だから僕の成すべき事はいつも「明らか」だった。間違えようがないほどに。

僕が「鉄華団を降りる」と言い出したのは、戦いに疲れていたわけでもなければオルガに対して意地を張っていたからでもないんだ。
ただ、あの時の僕は「違う選択肢がある可能性」をみんなに示したかった。自分が去っていく事で。
それがみんなのためだ、と僕なりに考えて結論したから。
でも、どうやらそれは僕が犯した最初の間違いだったのかもしれない。

おやっさんに「おめえがいたからだ」と言われてそう気づいたんだ。
鉄華団は確かに「たまたま」生き残ったわけじゃあない。
ここまで生き残るだけの必然性が、僕達にはあった。そう僕達には。

僕が「一番現実的」でなきゃいけない。
そんな風にいつも自分を戒めていたつもりだけれど、兄さんからのメールで自分の根っこが揺らいでいたのかもしれないね。
それが、みんなのためだと信じているのはオルガも同じだって事はわかっているつもりだったのに。

兄さん、ごめんね。
僕はやっぱり前にすすんで生き残る道を選ぶよ。

そう決めた時、ギャラルホルンの追撃の知らせが入った。ほら、これが僕が一瞬見失っていた現実だ。
この予断を許さない状況を僕もまた自ら選んだ者、だったんだ。

一段落したら、オルガと話そう。これからの事と昔話と。

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あ、あかん。。
自分で書いてて涙出てきたわ。