いやあイオク様、さんざんですね。
過保護な環境で育ったのか。。犠牲めっちゃ出してます。育った環境が良すぎても問題っていう。

さて、モビルアーマーのエピソードで多くの視聴者がぼんやりと想像してると思われる
「三日月はモビルアーマーの記憶をなんとなくバルバトス→阿頼耶識経由で持っている」という妄想。
今後、この手の話にストーリーが進んでいくかどうかは現時点では全く不明ですが、まあ早めに妄想に拍車をかけておくとしよう、そうしよう。

※※※

「君はアレをどう見た?」とマクギリスにモビルアーマーの感想を聞かれ、「すごかったな、すごく綺麗だった。地球で見た鳥みたいだ。」と応える三日月に邪気は無い。そしてそこには通常の兵士が持つ新たな脅威に対する怖れすらなかったのだ。

おおよそ誰が相手であろうと何が敵であろうと、オルガの指示があれば迷うことなく討ち取ってきた三日月にとって、モビルアーマーとは奇妙な言い方かもしれないが「自分に似た存在」であると感じる。
純粋にプログラムのみで動くモビルアーマーは、思考や感情をすっ飛ばして銃弾を放つ自分とは似た者通しだ、と無意識に彼は認識していた。

目的に向かう途中で一切邪魔なものがない。
その自由闊達さが彼をして「綺麗だった」と言わしめたのだ。


三日月・オーガスは人を葬ることにためらいを感じない。
しかし、「全く何も感じていない」訳ではないのだ。
自らの手を汚し、血が流れるのを見る度に心の奥底にはどす黒い澱みがたまる。
それを自覚すると三日月は自分の体に負荷を掛け、くたくたになるまでトレーニングを続けた。
その澱みと完全に一体化して、もはや認識できなくなるようにするための儀式を彼は必要としていたのだった。

モビルアーマーの脅威を認識すればするほど、不思議なことに三日月の心は軽くなった。
ようやく出会えた、昔ながらの仇敵に気分が高揚している。
バルバトス・ルプスもそんな三日月の心理状況に反応しているのを、コックピットの中で背中の突起を通して彼はひしひしと感じていた。

※※※

結構、うっきうっきなんじゃないですかね?三日月君。